勝ち残るためのサラリーマン処世術～責任感から責任へ

しなやかに、強かに勝ち残るためのサラリーマン処世術

組織に捉われず、あなた自身が厳しい競争を生き抜く術（すべ）を示した本書。

昨今、景気もよくなくバブルの再来などは夢のまた夢。植木等がサラリーマンは気楽な家業ときたもんだと歌ったのはいったいいつのことだったのか。それでも日本人の大半がサラリーマンであることにかわりはなく、それも終身雇用が約束されて、大手企業なら部長に、悪くても課長くらいにはなって定年退職後は関連企業の重役はたまた管理職部長で新聞片手に株でもやっていられた時代はもう終わってしまったらしい。うかうかしているといつなんどき役立たずとして切り捨てられるかわかったものじゃないような世の中だ。そんな中で生き残っていくためにはそれなりの対応を常にしていかなければおぼつかない。隣の社員はみんなライバルなのだ。なかよくみんなで会社の後は酒でも飲んで愚痴を言い合っていていいわけがない。飲んでいいお酒は取引先や違う業界の友人たちだけだ。これはそんな厳しい社会に生きるあなたに送る指針だ。

＜健康・マナー編＞

自分の身体は自分で守れ。

肝心な節目に休んではいけない。

普段は早めに休め

＜新入社員編＞

１年で勝負をつけよ。３年で完成せよ。

わからないことを放置するな。

悪口、批判を放置するな、悪い評価を黙って受け入れるな。

自分の責任範囲を明確に示せ。

イエス、ノーをはっきりいえ。

＜仕事編＞

オーナーを明確にせよ。

指揮命令系統を明確にせよ。

自らの責任を「基準」として明示せよ。

他人に対しても責任の「基準」を示せ。

出来ないものに出来ないことを認めさせよ。

人の仕事を肩代わりするな。

常に仕事の目的、本質を考えよ。

仕事に溺れるな。

全体のスケジュール表を必ず作れ。

関連部門に必ず自分を売り込め。

＜リーダー編＞

仕事の目的を示せ。

スケジュールを必ず、自ら示し、コンセンサスを取れ。

進捗を管理せよ。

出来る人材を集めよ、やらないやつは排除せよ。

権威を必ず身につけよ。

最後に

著作者紹介

オーアンドアイ編集部

ビジネス　グループ

イメージを具現化する共感創造会社　オーアンドアイが、これまで培ってきた人脈のなから選ばれたブレーン集団。現場に精通した経験豊富なブレーンを企画毎に集め、政治、経済、社会を成立させている「仕組み」を読み解き、わかりやすく解説し、智慧の共有・深化をはかることに目的としている。ブレーン集団は、中小企業から大企業、業界、職種、年齢まで多彩なメンバーから構成、個々人の知恵や経験をもとに議論を積み重ね、社会的に意義のある提案をすることに力を注いでいる。